1日から読んでる本。著者は青山繁晴氏。
祖国という言葉に重みを感じながら読みました。
特に、「硫黄島の章」は先の対戦で激戦となった硫黄島に関することが書かれているのですが、私の父方の祖父が硫黄島に兵士として赴いていたこともあって心して読ませていただきました。大戦時から現在までの硫黄島について知らなかったことも多く書かれていました。
おかげ様でというか、なんというか、私の祖父は生き残ることができた1000人のうちの一人です。そのことを祖父はどのように思っていたのか、私は知る由もありません。私が生まれる前年に他界していましたから…
祖国のために命をかけて戦ってくれたことには感謝しながらも、おそらく祖父はこう思っていたのでは…などと軽々に想像はできません。
それよりもなによりも、今現在もまだ祖国に帰ることができず、硫黄島にそのまま眠っている方々が13000人もいる。そのことを思えば、私にも何かできることはないものか、そう思うのは自分の非力を感じながらも必然のこと
と思います。しかも硫黄島は、ガダルカナル島などとは違って歴然とした日本国の東京都の島。自衛隊の管理下にある島なので立ち入り禁止になっているのですが、だったらなおのこと、政府に動いていただいて一日も早く祖国に帰れるようにしていただければと思います。今現在の政府の動きはよくわかりませんが、これらの事実をもっと勉強して一人でも多くの方に知っていただけるように、伝えていくことから始めてみたいと思います。