昨日食べ過ぎたため、胃がもたれている。朝食は抜きだ。7時半出発。
蘇州市にある世界遺産、「拙政園」を視察。日本で言う金沢の「兼六園」や松江の足立美術間にある庭園をもしのぐスケールの庭園。およそ500年前に造られた庭で当時のものも相当に残っている。もっといろんな季節に見てみたいと思います。
その後は、常熟市にある戸上電機の孫会社、「戸上電子(常熟)有限公司」を訪問。ブリーフィングを受けたが、中国の税体系や保険の負担の大変さに深く驚いた。中国の現地企業との間に不公平さもあるようだ。ただ、工場で黙々と働く現地採用の従業員の方々の姿が印象的であった。この関係を見る限りは反日感情も嘘だろうと思いたくなる。
視察後は、戸上電子の方々と昼食。2時間たっぷりゆっくりと、しかもたくさんの種類の食べ物が出てきておいしかったので、初対面ではあったが充実した時間が過ごせたと思う。
常熟市から蘇州市へ戻ってきて、「刺繍研究所」を視察。蘇州市はシルクの街でもある。そのシルクを使った刺繍が有名だそうだ。その美しさときめ細かさ、その細かさを出す技術に仰天。写真が撮れなくて、お見せできないのが残念だが、とにかくすごい。裏表に刺繍してある両面刺繍、しかも裏と表の絵が違うものがあるのでびっくり。例えば表に猫の刺繍がしてあるが、裏は犬の刺繍といった具合だ。二人で両面から同時に作業するらしい。半年から数年かかって完成させるそうだ。とても私にはできない。
そのすごさに価値あるものを見せていただいたと思う。そのあといろんな作品を売っていたので、ゆっくり見たかったが、見ているとすぐに店員の人が寄ってきて「安いですよ!」と言ってくる。それがいやですぐに出口のところに向かった。もう少しゆっくり商品を見たかったし、せっかく価値あるものを見たのだが少し興ざめしてしまった。あ--また文句がでなぁ...
夕食後は、「上海雑技団」の妙技を見学。よくこんなことができるなぁとただただ驚くばかり。特にバイク5台が同じ球の中でぐるぐる回る技は圧巻。よくぶつからないものだ。プロとしての不断のたゆまぬ努力と本番での強い集中力を見せていただいたと思う。「プロ意識」を自分は持っているか?その問いかけに、堂々とした自分が出てくるのに時間がかかった。
写真はここから... まぁそんなこんなで、めまぐるしく忙しい一日でした。
あと二日。まじめに楽しみたいと思います。