佐賀県議会自民党県議団の県土整備部会の視察で長崎県対馬市へ。
6、7年ぶりに対馬を訪れますが、鳥栖市とは縁が深い地域でもあって懐かしい感がいたします。
岸壁の上を飛びながら着陸する対馬空港。
ガタガタと大きくゆれながら走る道路。
以前に訪れた時を思い出します。
今回は、
・まちづくり交付金を活用した厳原城下町地区の都市再生整備事業
・厳原港の整備状況について
・対馬海洋牧場
を視察することが目的です。
厳原地区は対馬市の中心であって城下町でもあります。
が、しかし中心市街地の衰退、空洞化は例外ではなく、近郊への大型商業施設の進出や藩政時代のまち割りがそのまま存続しているために街区や街路が狭く、駐車場も不足していることから人があつまらなくなり活力が失われて行ったそうです。
そこで
「市民・観光客の交流拠点」としての中心市街地の再生および情報の共有化
を目標に
・市民の生活拠点の形成、にぎわいの再生
・交流人口の拡大誘導
・交通環境の改善
の整備方針で整備が進められました。平成17年から平成21年までで整備計画は終わろうとしています。
ただ資料を見ていると、総事業費33億5000万強のうち、20億円が交流拠点の整備にあてられています。実は説明もこの交流拠点「地域交流センター」でしていただきました。
なるほど立派な施設です。核テナントなど商業施設や図書館、750人収容可能のイベントホールもあります。平日の昼間ゆえか人があまりいないのが気になりました。
その他の財源は道路や公園の整備などに充てられています。
現在はその事後評価が行われている最中でありますが、多額の費用をかけてのまちの再生事業ですから、初期の目的が必ず達成されますことを祈っています。また、10年程経ってこの厳原城下町がどうなっているかを視に行ってみたいと思います。