昨日の本会議終了後、政府・与党整備新幹線検討委員会が総理官邸で開かれていましたが、その委員会における合意事項の文書が、手元に来ました。
おそらく、この文書は全国を駆け巡ったことだと思います。そ内容は以下の通りです。
政府・与党整備新幹線検討委員会における合意事項
1.平成16年12月16日の政府・与党申し合わせ「整備新幹線の取り扱いについて」が着実に実施されるよう、平成20年度予算において所要の整備新幹線整備事業費を確保するものとする。
また、既に安定的な財源が確保されている九州新幹線(長崎ルート)武雄温泉・諫早間については早期着工に向けた関係者の調整を促進する。
2.整備新幹線を取り巻く諸事情を踏まえ、政府・与党により、未着工区間の着工のための財源の確保、地方負担・償還が地方財政に過大な負担にならないようにするための措置、並行在来線等の諸課題について検討を開始する。
3.このため、整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループを設置する。政府・与党ワーキンググループは今年度末までに安定的な財源を確保する方策の目途をつけた上で結論を得るべく全力を傾注し、その結論が得られ次第、当委員会を開催する。
大きく前進と捉えました。だいたいスキーム変更など無理やりにすすめようとするやりかたはどうなのかな?と思っていましたから、関係者の調整を続けると言う内容に、少し安心しました。でもいつまでもということにはならないのだと思いますから、新に設置されたワーキンググループに期待しつつその行方を見守りたいと思います。
これからの長崎、佐賀両県やJRの調整も頑張って欲しいと思います。JRの出番はもっと前からあったのではないかと思ってますから、やや遅かったかな?とも思いますが、これで形は出来たのではないでしょうか?
ぜひとも基本条件をクリアできるような案をまとめて、一日も早い着工にこぎつけて欲しいと思います。