9時半から佐賀県農政審議会が開かれ、委員の一人として出席してきました。
今回は「佐賀県「食」と「農」の振興計画(仮称)」(案)の素案が示され、各委員からたくさんの意見が出ておりました。私も一つだけ質問を用意しておいたのですが、先に同じ質問をされ、思わず苦笑。農政に関しては、質問の切り口を変えるほどの知識も無く、困ってしまいました。その後も必死に素案の資料を読み返し、質問を考えましたが、途中でやめて各委員の意見を聞くことにしました。いろんな分野の方から委員が参画されており、切り口もそれぞれに違い非常に勉強になりました。今日の分の挽回は議会で取り返します。
しかし、議員が審議会に参画するのは、やはりあまり好ましいことではないと思う。都市計画審議会など、法的に定められているものは別として、今日の農政審議会もそうだと思うが、例えば今日の振興計画は、素案が正式なものとなればやがては議会にも提案されるはずだ。そしたら私などはまたそこで審議に参加しなければならないが、自分も参画して振興計画を策定しておいて再び議会でも審議すると、今度は議会で何も言えなくなってしまう。審議会で言い忘れていたから、というのは理由にならない。こういうことからもやはり好ましいことではない。現に鳥栖市議会時代に、議員は、法的に定められてもの以外は参画しないとして、各種審議会・委員等を全議員が辞職したことがあった。こちらの方が筋が通っていると思う。今のところ、県議会ではそういう話はまったくなくて、執行部側から出てくださいといわれたものはすべて議員も参画している。見直さなければならないと思うがどうだろうか?そこまで深く考えなくてもよいのかな?執行部側からすれば審議会のときに議会から出てもらっていれば議会提出の時に楽だと思っているのだろうか?短絡的に考えすぎだろうか?
議会側も1年に一度、常任委員会の変更を行っているがそのときも何も思わずに各種審議会まで議員をあてこんでいる。今年は産業常任委員会副委員長になったからその各種委員の当て込みをやらなければならなかったが、そのときはやらなければならなかったから、仕方なくやったけど、「おかしいよな」とは思いながら、各議員さんに交渉して回っていた。今後、もう一度じっくり考えてみたい。
それに一応、県連政務調査副会長だから、政務調査会長とも議論してみたい。