地方政府確立・分権改革実現総決起大会に出席。
県知事や県議会議長をはじめ、県内首長・議員・行政関係者が多く参加して開催された意義深い大会だと思う。
地方分権が推進されることに異議はない。それどころか一日も早い地域主権の確立を目指している一人だ。だから今日の大会の内容にも異論はないし、講師の講演内容にもほとんどよしとするところ。
ただひとつだけひっかかった事がある。講師の講演の中でのことだ。
細かいことをいうと思われるかもしれないが、現在の第29次地方制度調査会で地方議会の事を議論しているという。その中で、サラリーマンの方も議会議員へ、あるいは女性議員をもっと増やそうなどと言う議論をしている、と言っていた。女性が議員になることには全く異論は無い。そもそも議会議員に性別など関係ない。男性であれ女性であれ、政治を志した方は国政であろうと地方議会であろうとどしどし立候補すればよい。その中で当選したものが議員になるのですから、性別は全く関係ないと思います。けれども「サラリーマンの方が勤めながら議員をして」なんていう議論をされているといっていたが、私自身もサラリーマンであって会社を辞めて議員になりました。けっして両立できるほど議会議員は甘く無いと思います。専業の議員を増やさければならないという事の方が私は正しいのではないかと思います。両立が可能な方がいればそれはそれでよいのですが、現実はそんなに甘くはないと思います。議員一本でいかないと行政のチェックは出来ないのではないかと思います。今、専業で議員をさせていただいておりますが、行政の幅の広さに必死で喰らいついているのが現実。多分自分自身でいえば予備校生や大学生の頃よりは勉強していると思います。ましてやこれに昔のように会社員としての務めが加わったならば、多分「二兎を追うもの一兎も追えず」になってしまうと思います。
なにはともあれ、仕事の内容にもよるのでしょうが、議会議員でいる間は専業で通すべきだと思います。