最近読んだ本から...
「誠心誠意、嘘をつく」政治家、三木武吉の生涯を書いたもの。1955年に自民党を結成させた大政治家だ。
大義のためなら小異を捨て政敵とも手を結ぶ、あるいは同志をも切る。(泣いてバショクを切るそのままだ)。すべては国家、国民のため、その大義がいつも念頭にあったと思う。同志が8人になってしまい、前へ進むことが困難になったときでも、くじけず、あきらめず鳩山政権を作る夢を実現し日本を回天へとむかわせたくだりはわくわくして醍醐味があった。さらに政敵である大野判睦に頭を下げるところはすごいと唸ってしまった。
わくわくしたと書いて思い出したが、
「歳月」もわくわくして一晩かけて一気に読んだのをおもいだした。我が郷土佐賀県が産んだ政治家江藤新平卿の物語だ。(司馬遼太郎先生作)現在の法治国家日本の基礎を創り出した江藤新平卿の志に私は感服したものだ。佐賀の乱に巻き込まれていって、政府軍から追われていくところは、最期は処刑されて命を落とすとわかっていながら、「江藤が危ない、江藤はどうなる」と、どきどきしながら読んだ。
うーーん、もう一度読んでみたくなった。