昨日、東京に久しぶりに行きました。って言うか、まだ羽田にいるんですが。
ある方から「政権末期にはいろんなことが吹き出てくるんだ」とご教示いただいた。
だいたい、国会が開会される今頃は毎年のことですが、スキャンダルやら怪文書やらで国会周辺は盛り上がるらしいです。ニュースなんか見ててもそうですよね。鈴木宗男さんも田中真紀子さんも辻本清美さんもみんな大体今頃から、問題が吹き出てきてますから...
で、今日の日経読んでたら、今のそういう状況をぴったり言い表している句が「春秋」で紹介されていました。高浜虚子の「老梅や穢き迄に花多し」がそれ。ライブドア事件や耐震偽装、BSE問題、果ては防衛施設庁の官製談合、東横インの件まで、無用なあだ花が「穢き迄に」咲き競っているという。なんなんだろうか?そういえば、日経の田勢康弘氏も書いていた。なんで堀江容疑者の取調べの内容が克明に新聞記事になるのか?と。世の中ってこんなものなのだろうか?と思うと辟易してくる。「綺麗に、全うに」と言うだけではすまないのが世の中なのか。
日経新聞は、政権末期だからこそ「勇気こそ地の塩なれや梅真白」(中村草田男)という、凛とした気概がほしいと結ばれていた。「気概」かぁ。聖人君子にはなれないが、なるべく少しでも近づけるように目標にはしたい。「凛」とした姿って確かに美しいですからね。
頑張ろうっと。 羽田 ラウンジにて。