7時10分の飛行機で東京へ。
羽田空港に到着するまでに「落ちこぼれがタケダを変える」を読み終えました。
多分「佐賀のがばいばあちゃん」の次に早く読破したのではないかな?
昨日も書いたとおり、とてもおもしろくて、読み進めるうちにのめりこんでしまいました。
いつの日か、鳥栖においてご講演をお願いしたいと思いました。
さて東京へ。
財務省と総務省に陳情。
鳥栖市は今年度「不交付団体」になりました。
要するに地方交付税が国からいただかなくても済むような財政状況になったということです。
このことはとても名誉なことです。市当局も、今日までの努力の賜物であるので、達成感はあることでしょう。
しかし、たしかに名誉なことだけれども、そう喜んでばかりもいられないのです。
鳥栖市はこれまで、社会資本整備などいろいろな事業をやってこられました。中には国から借金して行ったものもあります。それは交付税措置していただけると国との約束があったからです。でも不交付団体になったことで、借金に対する交付税措置も今年度分は「無し」になりました。来年以降、不交付団体のままであるとすると、交付税措置も引き続き「無し」ということになります。現在の借金に対する交付税措置額は300億円近くに上ります。それが不交付団体であり続ける限り、措置されなくなるということです。なんとまぁ都合のいいように出来ているシステムなのでしょう!まぁそれだけ鳥栖市が財政的に良いということなのでしょうが...
だけども、頑張った甲斐が無いようにも感じられます。
この300億のうちで、大きいのが下水道事業の約150億、減税補填債の約20億、臨時財政対策債の約50億。莫大な金額です。
しかも減税補填債は、住民税が減税される際に「後日、交付税措置で賄うので」ということで借り入れた借金です。また臨時財政対策債は「普通交付税が足りないので、足りない分をとりあえずは借金しておいてください」と国から言われて借り入れた借金です。
これらさえも不交付の対象となっているのです。なんかおかしいですよね。この点だけは共産党の市議さんと意見が合いました。あちらは「国家的詐欺だぁ!」といってましたが...
私は、公にはそこまで強烈には言えません。
財務省と総務省には、
減税補填債と臨時財政対策債の分だけは対象外とすべきではないですか?もしくは制度を改めるべきではないですか?
そういうことをお願いに行ってきました。
こういうことなら不交付団体なんかならなければよかった...
とは言いませんが、でも本当に財政的に強い自治体で無い限りは、簡単には不交付団体にはしてはいけないと思います。
少しばかり需要額より収入額が上回ったからといっても、こういうことでは来年以降どうなるかわかりません。また交付団体に舞い戻ってしまうかもしれません。それでは意味がありません。
と同時に、まだまだもっと財政力を強くしなければと感じております。
佐賀県を助けられるくらいの財政力になればと思います。
鳥栖市選出の県議として、鳥栖市のために頑張った一日でした。
効果が出ると良いのですが...