議案審査で出された資料から... (文章と写真は全く関連がございません)
県内各消防本部に保有される「はしご車」は合計で10台。15メートルのものから40メートルのものまで多種多様です。
そのうち鳥栖三養基地区消防事務組合には40メートルのものが1台あります。(たしか1億5000万円ほどしたのではなかったでしょうか?私の市議時代に購入しましたが記憶が定かではありません。)40メートルのはしご車で38メートルの高層建築に対応できます。
しかし近年、下水道の整備が進んだことなどから高層建築物、特にマンションが多く建ち並んでおります。今現在も建設中のマンションがあるくらいです。その多く建ち並ぶ高層建築物のうち38メートル以上のもの、すなわちはしご車が対応できないものは、鳥栖市内に11棟ありました。しかもすべてが多くの方が居住するマンションです。一番高いマンションで44.9メートルもあります。(どのマンションかは報告を受けましたが、ここでは差し控えます。)
ではその11棟のマンションで火災が起こったとき、はしご車で対応できないから消化活動が出来ないかといえば、実はそうではありませんからご安心を!
消防士の方が、建物内へ非常階段や非常用エレベーター、はしご車などを利用して侵入します。そして各階に設置された放水管にホースを接続して放水して消火活動を行います。火災発生現場の下の階には指揮本部も設置されます。
想像ですが、外からの消火活動では実際には中の方までよく消えないということなのでしょう。火事の中へその身を投じて消火活動を行うなんて恐れ入ります。日頃から訓練で鍛えているからこそです。命懸けで、体を張って安心安全を保とうとする消防士や消防団の方々に敬意を表します。