本日は札幌市に滞在し、午前中は北海道産学官協働センター(愛称:コラボほっかいどう)を訪問。産学官一体での研究開発事業や事業化実用化支援事業等についてご教示いただく。実際に実用化されたものについて2つほどビデオ等で見せていただいたが、なるほどと思わせるものばかりでした。一つは鮭の皮から採れるコラーゲンを利用した化粧品や医薬品。実際に販売されていて実績もそれなりに残している。もう一つは酪農新飼養管理システム。実際に酪農の餌を与える作業は困難を極めるそうで、このシステムを導入することにより、4人ほどでてんやわんやしていた作業が二人で余裕を持ってできるとか。主に本州方面の50頭ほどの酪農農家でこのシステムを導入するところが増えているそうです。
北海道の農林水産業は自然が豊富なだけあって桁違い。リーディング産業であることは間違いない。この点と観光をもっともっと伸ばせば必ず財政再建は成し遂げられる。
今日の写真はココから...
午後から北海道議会へ出向いて、「北海道観光のくにづくり条例」、「遺伝子組み換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例」、「食の安全・安心条例」について説明を受ける。観光のくにづくり条例について特に、「おもてなしの心」を道民や観光事業者に役割として与えている点に興味が引かれた。具体的にどうするか、一番むずかしい点だろう。役割を与えるということは責任が発生する。果たして道民全員にきちんと啓発できるのか?転勤族なども多い札幌では特にむずかしいのではないか?だけども、たとえばどこかに旅行に出かけたとして、コンビニに立ち寄って、そこでアルバイトのお兄さんから不愉快な思いをさせられた、と言うケースはどうか?観光者はあまり良い思いでにはならないし、二度と行きたくないと思うかも知れない。かといって、アルバイトのお兄さんもその方が観光でその街を訪れているのかどうかわからない場合もある。うーーん、なんというか、夜中だからうまく書けないが、要するに一人ひとりがおもてなしの心を持つということは、「いつでもどこででも誰にでもおもてなしの心を持つ」ようにしなければならないのではないか?究極は「和顔愛語」の精神で人間を磨いておくことであると思う。
極端すぎるし、不可能なことかな?でもそんな世の中になれば殺伐とした世相は吹き飛んで、忌まわしい事件もあまり起きないだろう。平和が一番だ。なんか話が変な方向に行ってしまったが、「おもてなしの心」は一人ひとりが持たなければならない心(精神)であろうと思う。