政府の10月の月例経済報告が景気が回復しているとの見方を示し、新聞各紙とも報じております。「いざなぎ景気」に並んだと、どこも書いています。
景気が回復することは喜ばしいのですが、果たして地方にその実感はあるのでしょうか?正直言って私はその実感はあまり感じません。鳥栖地域に限って言えば、景気の良い話もありますが、さてさて本当に景気が良くなっているのかと問われれば、ハテナマークがつきます。たしかに東京に行くと、さすがに景気良好だと感じますが、東京から鳥栖に帰ってくると、そのギャップは十分に感じることができます。でも東京がよくなっているのだから、いずれは地方もよくなる、と信じてこれからを頑張って生きたいと思います。
ある新聞によると、イギリスは14年連続で実質2~3%の成長を続けているという。
日本もできるはず。安倍内閣によって、さらに構造改革を進めて、プラス成長を持続させ、早く地方にも好景気がやってくるようにしていただきたい。
さて、本日は県土整備常任委員会の視察2日目。
雲仙普賢岳の噴火による災害復旧の状況についてご教示いただきました。
まだまだ、完全復旧しているわけではありません。警戒区域が設定され人の立ち入りも制限されております。雨が降ると土石流が発生しやすい状況であるし、普賢岳頂上に出来た溶岩ドームは依然として小規模の崩落が続いており、岩などが流れてくる危険性もはらんでいます。
現在、治山ダムが10数基設置されておりますが、ダム施行にあたって作業員の安全を最優先して、RCC(Roller Compacted concrete)工法、要するに遠隔操作で作業が進められました。
完全復旧にはあと100年は悠にかかるということでした。198年ぶりの噴火に100年以上かけて復旧して、完全復旧した頃にまた噴火して...こういうことになるかもしれません、と担当の方も言っておられました。なんと言っても自然ですから、どうしようもありません。
「雲仙の温泉にはいって体や心を癒す」、その反面で温泉ゆえの「火山との戦い」を強いられている。これが世の中か...