自民党の福田康夫総裁が第91代内閣総理大臣へ就任。
自民党の役員人事は福田カラーがでましたが、内閣は安倍改造内閣をほとんど踏襲。
でも防衛相に石破 茂先生が就任されたことが嬉しい。また、先日佐賀においでいただいた渡海紀三郎先生も伊吹幹事長の後に文部科学大臣に就任。お会いした方々が重要なポジションに就任されて、福田内閣が少し近く感じてきました。来年の通常国会までには内閣改造が行われるとも言われておりますが、とにかく日本国のために命懸けで働いて欲しいと期待いたします。
しかし...です。
日本の総理大臣って就任期間が短か過ぎると思いませんか?
1年から2年で大体交替されます。小泉前首相や中曽根元首相のように最近の総理大臣で5年にも及ぶ就任期間の総理大臣は珍しいほど。安倍前総理はちょうど1年。中には2ヶ月という方もいらっしゃいます。
これでよいのか?と思うと、例えばアメリカの大統領のように4年の任期で最高2期8年までと、期限をきちんと与えるほうが良いのでは?と考えてしまいます。
日本の総理に4年の任期で、しかも8年までできるとなると、どれだけの仕事ができるでしょうか?知事や市町村長だって当選すれば4年の任期が与えられます。総理大臣にもそれくらいの時間を与えてしかるべきと考えるのはいかがでしょう?
たしかに、新総理が就任してしばらくして、「こりゃダメだ!」となれば、現行制度では不信任案を提出できます。辞めさせることも不可能ではありません。しかし、この制度が、総理大臣のポスト争いに終始するようでは国民のための政治も何もあったものではないと思うのです。
例えば4年なら4年、3年なら3年と任期を与えてやれば、仕事もしっかりできるでしょうし、途中でなかなかやめさせることが出来なくなれば、今以上にしっかりと選挙の投票行動に結びついていくでしょう。
でも憲法改正が必要になりますから、なかなか難しいですね。
今の制度でじっくりと、しかもスピード感を持って仕事をしていただくにはどうしたらよいのでしょう。今の制度でも出来ないことはないと思いますが...
それにしてもちょうど1年前、颯爽と登場した安倍総理。
多くの職員に見送られながら官邸を去っていくその姿は、いささか寂しすぎました。