先ほど京都から帰ってきました。けれども...
明日から3日間、産業常任委員会の隣県視察で松山や倉敷に行ってまいります。息つくまもなくといった感じですが、これも昨年の衆議院議員総選挙の影響です。あの時期に行く予定が崩れて行政視察がこの時期になってしまいました。でも体力だけは自信がありますから大丈夫です。報告はこのブログで毎日いたします。
金閣寺の写真をもう一枚。
第164回国会における小泉内閣総理大臣施政方針演説から...
まだ全部を読んだわけではありませんが、その中で私が意見を申し上げたいことが3点。
一つ目は、「世界一安全な国、日本」の復活という点。
中でも県政に関連することとして、「平成19年春までの3年間に「空き交番」をゼロ」にするという点。3年といわず一日も早い実現を望みます。2004年4月に2000箇所会った空き交番が1年間で700箇所減少。あと1300箇所です。空き交番をなくして安心のまちづくりを進めていかなければなりません。警察官の増員をお願いしたいと思います。佐賀県警察官の数は明らかに不足しております。他県も同じだろうと思います。なのに事件は増える一方。検挙率は3割前後にとどまっております。県民の不安解消のためにも警察官の増員は不可欠であります。
また昨今の小さな命が奪われた事件を二度と起こさないようにと「小さな子供たちを犯罪から守るため、警察や学校だけでなく、PTAや地域住民とも連携して、登下校時の警戒強化、不審者情報の共有などを進めます。」という点にも触れていた。私も県政でこの点の解決策を模索中です。日の目を見れるように頑張って事を進めます。
二つ目は皇室典範改正について。
「象徴天皇制度は、国民の間に定着しており、皇位が将来にわたり安定的に継承されるよう、有識者会議の報告に沿って、皇室典範の改正案を提出いたします。」
上記のように皇室典範改正について触れられた。「象徴天皇制度は、国民の間に定着」していることと、「皇位が将来にわたり安定的に継承されるよう」という点は同感ですが、そのあとの「有識者会議の報告に沿って、皇室典範の改正案を提出」という点はどうかな?と思います。男系、女系の論議や、2665年継承されてきた「万系一世」という点をどう考えるかだろうとおもいます。いま色々と意見されていることは「男が良い、女が悪い」ということではなく、2665年続いた世界に類を見ない日本固有の伝統を簡単に変えて良いのだろうか?ということです。まだまだ時間はあるはずだから、議論の余地は充分にあります。愛子様が皇位を継承することは何も問題はありません。問題はその次であります。皇室典範をこのまま改正してしまうと、伝統が崩れてしまいます。それで本当に良いのでしょうか?2665年の伝統をたった30時間の有識者会議の議論でいとも簡単に改正することは少々その伝統を軽く見てはいないでしょうか?
うまくいえませんが、私は今回の皇室典範改正はまだまだしっかりと議論して欲しいと思います。
三つ目は、「志士は溝壑(こうがく)に在るを忘れず」です。
志ある人は、その実現のためには、溝や谷に落ちて屍をさらしても構わないと常に覚悟している、という孔子の言葉です。幕末の時代、吉田松陰が、志を遂げるためにはいかなる困難をも厭わない心構えを、この言葉を用いて説いたそうです。
9月までの残された任期までの決意を表したものだと思います。9月以降、小泉内閣を継承する新総理と閣僚の皆さんにもこの心構えで望んでいただきたいものです。とかくにその時そのときの都合や解釈で通り抜けようとすることが多い世界です。がもうそれは日本国民には通用しなくなっているような気がします。命がけの国づくりをお願いしたいと思います。