第5回九州・沖縄防衛議員連盟連絡協議会総会に出席のため海上自衛隊のある佐世保へ。
佐賀県防衛議員連盟の事務局長としての参加です。
総会のあとには海上自衛隊佐世保地方総監の加藤耕司海将から「海上自衛隊の現状」について講話がありました。
近隣の国は防衛費を増額したり、軍事活動が活発化している中に、原油の99.6%を輸入に頼る日本にとっては海路の護衛は重要度を増しています。
特に中東からの原油輸入量が90%近くになる中でアデン湾やソマリア沖での海賊の襲撃事件は昨年は一昨年の2倍に増えていますから、中東のシーレーンは日本国民の生活を守るためにも絶対的に重要視しなければなりません。
けれども、政府の23年度予算は一律10%カット。これで本当に日本国が守れるのかと心配になってきます。
参考までに...
海賊襲撃件数
2008年 2009年
アデン湾 92件 132件
ソマリア沖 19件 71件
合計 111件 211件
そのうち
乗取成功件数 42件 45件
成功率 37% 21%
というわけで防衛議連連絡協議会の総会においても、見直しが先延ばしになっている防衛大綱の速やかな策定と適正かつ実効性のある防衛力の整備を大会決議として議決いたしました。
講話の後にはイージス艦「あしがら」に乗船。
艦の中をしっかりと見せていただきました。