午後から「筑後川流域クロスロード協議会 道州制シンポジウム」に行ってまいりました。
基調講演の講師が第28次地方制度調査会専門小委員会委員長だった松本英昭氏だったのでいつにもまして真剣に聞いた。すべては書かないが、目新しいものとして「都市連合」が妙に気になります。この都市連合を利用して県境を越えて拠点性を高めていくことが肝要で、拠点性が高まれば高まるほど、道州制導入時にその拠点性の高さが非常にモノを言うのです。久留米、鳥栖、小郡、基山の各自治体がさらに連係を深めていくためにも、しっかりとグランドデザインを描き、都市連合を築き上げていかなければなりません。そうすれば州都の実現も可能性が出てまいります。
久留米、鳥栖、小郡、基山の各自治体の首長さんが集うシンポジウムは、それぞれの首長さんの個性が光っていてとてもおもしろかったです。
「道州制の実現へ向けて」と言う筑後川流域クロスロード協議会の提言書を、特別ゲストの横尾俊彦琢市長に手渡し、九州市長会で取り上げていただくようにお願いされました。横尾市長は九州市長会の九州における道州制のあり方研究委員会委員長であり、この秋に開かれる九州市長会の総会で最終報告を取りまとめるといっておられました。その最終報告に今回の提言書が少しでも多く取り入れられていることを期待したいと思います。
横尾市長が意見を述べられた最後に、詩を詠まれました。
「サッカーのスタジアムがあるからシュート(州都)はココ!」
さすがは言葉豊富でウィットに富んだ横尾さんだと思いました。
しかし、うちの牟田市長も負けてはいません。閉会の言葉で...
「州都にシュート!」
といって笑いをとって閉めておられました。
こんなことを書くとまた怒られそうです。
しかし、笑いを誘うときもありましたが、全体を通じての議論は真剣そのものでした。
一日も早く、国と地方の役割分担を見直して、財政調整をきっちり決めて、国と地方の再構築をしなければならないと思います。そして、地方が「自分たちのまちは自分達で創る」ようにしなければなりません。それで初めて地方自治といえるのです。平成の大合併で各自治体の自治能力は高まりつつあります。しかしまだまだです。ハード・ソフト両面ともにそのポテンシャルを高める努力は永久に続けなければなりません。私もそれが使命だと考えて努力していきます。それが公約でしたから当然のことですが...