総合交通対策特別委員会県外視察3日目。
午前中はJR北海道本社へお邪魔して「DMV(デュアル・モード・ビークル)」の開発状況や試験営業運行等についてと「北海道新幹線の取り組み」について伺ってきました。
鉄路と陸路の両用車両として開発中のDMV。
発想としてはとてもおもしろいし、ヨーロッパなどでは70年以上も前から開発が試みられてきていますが、実用化にはいたっていません。お話を聞いていても、レールと道路の乗り換えがわずか15秒足らずとさばけた乗り物だと思うのですが、まだまだ効率的ではなさそうです。でも人類はこれまで幾多の困難を乗り越えてきた実績があります。これとて実用化が不可能と言うわけではないと思います。いつの日か、日の目を見る日が来ることを祈っています。
午後からは、倶知安町を訪れました。
町役場から羊蹄山ははっきりと姿をみせてくれています。こういう風景は大切するだけでなく、まちづくりに活かして欲しいと思いました。
ここでは、北海道新幹線が札幌まで延長された場合には倶知安駅が設置される予定であることから、「北海道新幹線に対応したまちづくりビジョン」を策定されておりますので、その概要と取り組みについてお話を伺ってきました。
またこの町でも議長さんと町長さんにも同席いただき歓迎のご挨拶をいただきました。しかも町長さんには最後まで同席されて、説明までいただきとても恐縮でした。
平成31年の開業を目指して、函館から札幌までの沿線自治体が一体となって頑張っておられ、そのための「まちづくりビジョン」ですが、具体的なことはこれからと言うことで、逆にいくつか相談のような質問を受けたりもいたしました。
その時に向かってキチッと準備を行っていることには感服です。沿線自治体、特に新幹線駅を設置予定の自治体はすべてこういう「新幹線に対応したまちづくりビジョン」を策定しているそうです。
ちなみに、年間150万人の観光客が訪れる倶知安町ですが、そのうち3割は海外から、しかもそのほとんどがオーストラリアからだそうです。ニセコのパウダースノーに魅せられたスキーヤーがたくさんやってくるのがその理由の大半を占めるそうですが、うらやましいです。