長崎県とのドクターヘリ共同運航
現在のヘリ運航状況は平成15年10月から久留米大学のドクターヘリを福岡県と共同運航して、佐賀県全域をカバーしています。
その出動件数は…
平成15年 7件
平成16年 26件
平成17年 44件
平成18年 39件
平成19年 42件
平成20年 42件
しかし、伊万里市消防本部や有田町消防本部の管内の県西部圏域は久留米大学からの距離が他の圏域よりも遠く、ドクターヘリの要請件数が他の圏域よりも少ないことが課題として挙げられます。
平成15年 1件
平成16年 1件
平成17年 1件
平成18年 0件
平成19年 2件
平成20年 3件
よって、県西部圏域から距離が近い「NHO長崎医療センター(大村市)」に就航している長崎県ドクターヘリとの共同運航を行ってカバーしようというものです。長崎県との協定を結んで、間もなく運航開始となる予定です。
共同運航に要する経費は…
準備の経費(臨時ヘリポート調査等) 268万円
共同運航の負担金(年10件程度の見込み) 231万3千円
運航エリアは…
長崎県ドクターヘリ:西部圏域、南部圏域(杵藤地区消防)
福岡県ドクターヘリ:中部圏域(佐賀広域消防、神崎地区消防)
東部圏域(鳥栖三養基地区消防)
北部圏域(唐津地区消防)
ドクターヘリは、購入するのに多額の経費がかかります。共同運航という方法は効果的かもしれません。ドクターヘリ法によって各県それぞれに推進してくようになっています。自前のヘリを持つことも検討すること必要でしょう。